「高級ミニバン」の代名詞として長年君臨してきた日産 エルグランドが、約15～16年ぶりとなるフルモデルチェンジで再登場。2025年10月に世界初公開され、2026年春に発売予定の新型モデルは、第3世代「e-POWER」ハイブリッドシステムと最新安全運転支援技術を搭載し、快適性と走る楽しさを両立します。今回は、新型エルグランドの注目ポイント、仕様・装備、ライバルとの比較などを詳しく解説します。
モデルチェンジの背景と位置づけ
ミニバン市場において、トヨタ アルファード／ヴェルファイアが強力な存在感を放つ中、エルグランドは「プレミアムミニバンの旗手」としての再挑戦に臨みます。
2025年10月29日に開催された Japan Mobility Show 2025 において、4代目モデルとして世界初公開。
発電専用1.5Lターボエンジン＋モーター構成による第3世代e-POWERを採用し、電動化・静粛性・安定操縦性を大幅に改善。
注目のパワートレイン・走行性能
新型エルグランドには、発電専用1.5リッターターボ「ZR15DDTe」とモーター・インバーター・減速機・増速機を一体化した「5-in-1」モジュールを採用した第3世代e-POWERが搭載される予定です。
さらに、四輪駆動制御技術「e-4ORCE」、および「インテリジェントダイナミックサスペンション」が加わり、操縦安定性と乗り心地の両立を図っています。
デザイン・内装・装備の進化
外観はシャープかつ威風堂々とした造形へと進化。メッキモールや最新デザイン言語を採り入れ、静かな迫力を感じさせます。
内装・装備面では、12.3インチデジタルメーター＋大型センターディスプレイ、マッサージ機能付きシート、BOSEプレミアムサウンド、大型3列シートのゆとり空間など、「ラウンジのようなミニバン」としての価値が高められています。
発売時期・価格・ライバル比較
新型エルグランドは、2026年春発売が予定されており、予想価格帯はe-POWER 2WDモデルで約500万円前後、4WD／e-4ORCEモデルで550万円～600万円ほどと見られています。
ライバルであるトヨタ アルファード／ヴェルファイアと価格帯・装備内容で競合することになり、差別化の鍵は電動化技術・ブランド価値・静粛性・快適性となるでしょう。
購入検討者に向けたポイント
- 電動化メリット：e-POWER搭載により燃費・静粛性・加速性能が向上。
- サイズ感・室内空間：プレミアムミニバンとしてのゆとりある3列シート。
- 運転支援・安全装備：最新の運転支援システムを搭載予定なので長距離・家族利用にも安心。
- リセール・ブランド価値：日産のフラッグシップミニバンとしての位置づけが購入検討時の重要な要素。
- 待ち期待・納期：発表後より数か月待ちが予想されるため、予約開始・納期の動向を早めにチェック。
新型エルグランドは、約15～16年ぶりのフルモデルチェンジを通じて、「高級ミニバン」の頂点を再び目指す一台。第3世代e-POWERやe-4ORCEなどの最新パワートレイン、安全・快適装備の充実、そしてラグジュアリーな空間設計により、従来モデルから大きく進化しました。2026年春の発売に向け、電動ミニバンを検討している方にとっては見逃せない選択肢となるでしょう。ただし、ライバル車との比較、発売時期・納期・価格の確認も含めて、早めの情報収集がおすすめです。
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